【長女のお誕生日】
【長女のお誕生日】
先月17歳のお誕生日を迎えた長女。
入院していた総合病院のNICUは閉鎖されていたため、
生まれてすぐに別の病院へ救急車で搬送されていった。
私は自分のせいで、
ものすごく小さな赤ちゃんとして、
わが子をこの世に誕生させてしまったことに深い悲しみを感じて、1人になると泣いてばかりいた。(ホルモンバランスもあると思う。)
そして、
いつもはおしゃべりじゃないのに、
妙にテンション高く、励まそうとそばにいる夫に苛立ちもした。(今なら優しさだとわかる。)
そんなこんなで、
命が生まれた日なのに、
死んじゃうかもしれない不安に押しつぶされそうになりながら感じた、生きて欲しい!と心から祈った日が、娘の誕生日。
私の子育ての原点は、
子ども自身がもつ、生きる力を信じる。
だ。
その後、たくさんの検査や投薬や通院、
新たな病気や入院を経験しながらも、
娘は元気に成長。
今では、部活に学校の委員に課題に、
友人との遊びに、それはそれはいそがしい。
そんな娘と、それから息子と夫。
家族みんなで、少し前に広島へ旅行した。
高校2年生と小学5年生。
この年齢に、広島へ家族で行けたことは大切なことだった。(計画立ててくれた夫、ありがとう。)
知り得たことや、目にしたことから、
自然と会話は、命や戦争のはなしになる。
こう思っているんだね〜と感心する長女。
このブログを読んでくださっている方は、
小さなお子さんのママが多いかな?
今は、腕の中や両手で守っている愛しい命だけれど、
少しずつママ達の手から離れていき、
家族以外の周りの人達に支えられ、影響され合いながら、
ちゃんと生きる力を自分自身で強くしていくよ。
だから、ママ達は、
わが子のほっぺのカーブのプニプニを愛おしみながら、
小ちゃな可愛いおしりをスリスリしながら、
今のわが子との時間を楽しんでね。
一生懸命になり過ぎず、
コントロールし過ぎず。
先日の5年生の読み聞かせで、
私が選んだ絵本。
どれも、「生きる」を考える本。
あえて この3冊にしてみた。
笑ったり、真剣な表情になったりしながら聞いてくれた5年生。
私も、あとわずかかもしれないみんな一緒に集う「お家時間」を大事にしたいなぁ。
by otetede-giu | 2019-07-12 15:46 | 子ども達のこと